FC2ブログ
03
2018

ダンケルク

CATEGORY映画感想
凄い映画を観た。



多分このRの文字の形を見るに、実際のポスターに使われている書体はヘルベチカではないんだろうけど一番近かったのでこれで。シンプルなゴシック体って結構いかすよね

【ダンケルク】
原題 Dunkirk
公開 2017
ジャンル 戦争
監督 クリストファー・ノーラン
主演 フィン・ホワイトヘッド

画郭1.90:1である名古屋109 IMAX、ミッドランドスクエアシネマでの45mmフィルム上映、画郭1.43:1のエキスポシティIMAXとで三度観ました。そしてそれぞれこの違う環境で観ると、まったく違う映画のように感じました。

初見ではただただ呆然とした。椅子や壁、劇場中に、振動が体感できる程ビリビリと音が響いてずっと胸騒ぎがしてた。映画館での大音量は何度も経験しているはずなのに、こんなに分かりやすく音が響いていたのは初めてのことでした。
不安で、怖くて、事前にインターネットで読んであったIMAXならではの何とやらをチェックする余裕もなく、観終わった後は気力を失い、終始ボケッとしながら名古屋駅まで歩いて帰りました。以前「マッドマックス 怒りのデス・ロード」をIMAXで観たときも唖然として(私は何を観た…?)など思いながら同じようにボケっとして歩いたけれど、その時ともまた違う気持ちでした。

ミッドランドスクエアシネマでのフィルム上映は、フィルムに傷が入ってしまっており少し残念でした。特に上空などの明るい画のときには特に目立っており つい傷を気にしてしまいました…。でも質感が本当にIMAXとは違っていて、初見では激しい映画だと感じたはずなのに、今度は切ない映画のように感じました。

そしてエキスポシティの大画面、さらに1.43:1の本当の比率で観ると、またまた違う。画作りからして違います。
1.90:1で観た 冒頭の兵士が歩いている場面、1.43:1で観ると実は上空のチラシにフォーカスされているシーンだったり、ただ船を映している画だったかと思いきや本当は海全体を撮っていたのだと気づけたり。
画面が大き過ぎて、本物の海が垂直に立っているような、さらに覆いかぶさって来るような感覚。飲み込まれそうでした。いや、きっともう飲み込まれてた。

キリアン・マーフィーに対しての思いも
1度目は「は?コイツ何なの?」ととても腹が立ったのに、2度目は「あれ?この人って切ない役だったんだ」、そして3度目「もう…もう思い詰めなくていいんだよ……。」とだんだん変わっていきました。こんな、観る度に感じ方がガラッと変わる映画なんて初めて観ました。
そもそも私はSFやヒーローアクションものばかり好んで観てきて、こういう映画って絶対に自ら選ぶことはなかったから、こんなにもダンケルクに惹かれたことが自分でもなんだか不思議なのです。きっと去年ツイッターをやっていなかったらダンケルクは自分の目に留まることもなく、少なくとも映画館では観ていなかった系統の作品だと思います。なんか「好きな映画」とはまた違うんだけど、好き…なんだよなあ…。
そして 初めて映画の為に遠出をしたとか、そういった思い出も含めて自分にとって大切な存在の映画になったと思います。今度もまた絶対にスクリーンで観たいです。

ありがとう